魂の進化には「夜明け前が最も暗い」という表現がマッチするかもしれません。同時に生命進化の過程に存在する「ミッシング・リンク」という進化生物学の概念が想起されます。
これまでの魂の進行から断絶されたような中で感じる暗黒の次に待つものは一体何か。最近眠くて仕方なく、目の前さえもぼんやりしている状況。
先日「I will remember」という曲が急に聴きたくなりました。ロサンゼルスで結成され、「Africa」が世界的にメガヒットした円熟したスーパーバンド TOTO(トト)の曲です。
ふと気になって冒頭の歌詞をあらためて見て驚嘆。一聴する限りではメロディ的には恋愛ソングに聞こえますが、背景にはきっと。
“I was born in the land of the sun”
(私は太陽の国に生まれた)
“I will remember, I will remember you”
(私は忘れない 私はあなたを忘れない)
数日後、友人と会った時に手渡された本を帰宅後に何気なく開くと、そこにはまたも驚くべき文章がありました。
“アヌビスの説明によれば、かつて地上には「太陽の国」があり、高度な文明を誇っていたにも関わらず、遠い昔に沈んでしまったという。西の世界に停滞していた太陽が、東の世界に戻るとき、東方から太陽の遣いがやってきて、埋もれた記憶を掘り起こし、再び太陽の国が甦ることになっていると・・・。”
“理性では抑えられないなにかが、太陽の国という言葉をキーワードに、条件反射を起こしている。それはDNAに刻まれた遠い記憶が目を醒まし、歓喜の雄叫びをあげているかのようだった。”
11月に入り、これまで迷蒙としていた感覚が少しずつクリアになり、とらえ始めているもの。それはアフリカの大地、エジプトから聞こえてくる足音。新月満月のサイクルで行く遥か彼方での旅。
DNAは環境応答的に情報反射する生命制御を司る物質。記憶の回帰、魂にさえきっと影響を与えている。DNAはハードでありソフト、魂はソフトでありハード。
全く新しい物語の紡ぎ手となるべく、全てを思い出して新しい領域の魂の操縦士になること。
それ故、日本人がほとんど立ち入った事がないと言われる、エジプト神話に登場するアンクを持ち魔法に精通した知恵の神・トート(THOTH)の古代神殿から始まる光のリトリートで特殊な時空間に心身魂を置き、全てを思い出したいという想いが自然と高まる今。
image : wikipedia
トート(トト)という音霊は私の中で20年以上生き続けてきました。TOTOの「聖なる剣」と高校生の時に出会った事が人生初期の伏線だったかもしれないと思うと身震いが。
トート神が編纂したという秘教文書「エメラルド・タブレット」を読み続け、ゴング音源「エメラルド・ノーツ」へと。又、「トートの魔法陣」を生み出したのは2022年3月。本当に沢山の貴重なご縁もいただいて。
この宇宙には壮大な創造のシステムがある。ゆだねよう。暗黒を抜けて光の物語を歩もう。
そんな事を美しい秋晴れの戸隠で今朝感じています。