
【 野狐(やこ)に取り憑かれると、どうなるのでしょうか?】
6月28日・29日、師匠 吉田日光 猊下と奥様がご先達となり、お寺関係者、ご縁ある方々、約50名と共に山梨県•七面山への滝行ツアーに参加しました!
七面山は、日蓮宗総本山の身延山 久遠寺に隣接し、古来より行場として信仰を集める特別な場所です。

晴天のもと、爽やかな森林を抜け、「雄瀧(おたき)」という名瀑での滝行。
その中で、野狐(やこ)にまつわる興味深い体験がありました。
狐(きつね)は、稲荷大社に祀られる神使として広く知られています。
本来、稲荷大神の眷属(けんぞく)である「正狐(せいこ)・白狐」は、誠実で純粋、守護と導きの存在です。
※眷属(けんぞく)とは
仏や菩薩に従う霊的な存在であり、神道では神に仕える動物や神の使いを指します。
一方で、「野狐(やこ)」は性質が異なります。
霊界に棲み、欲にまみれた狐霊。
人を騙し、衰運へと導く、厄介な存在です。
今回の滝行では、この野狐が滝に対して強く抵抗する様子を目の当たりにしました。
成人であれば、多少の恐怖を感じても、落ち着いて入れば滝行は可能です。
それにも関わらず、強烈に滝を拒む方がいました。
「なぜ、こんなにも入ることに抵抗するのか?」
師匠に尋ねると、落ち着いておっしゃいました。
「野狐に憑かれている場合、滝行に強く抵抗します。深く憑いているほど、暴れ方も激しくなります。私たち行者はそれを察し、祈祷と御供養を通じて正しく対処していきます。」
野狐に取り憑かれると、このような症状が現れることがあるそうです。
①心理的な抵抗
・滝に近づくと、理由もなく強い恐怖や嫌悪感に襲われる
・滝行の日に限って、体調不良・事故・人間関係のトラブルが起きる
・酒乱、家庭内暴力
②身体的な抵抗
・滝行中、激しい頭痛・吐き気・動悸に見舞われる(特に後頭部・肩甲骨・首筋)
③ 霊的な抵抗
・滝に打たれている間、身体が金縛りのように硬直する
・耳元で囁き声が聞こえる、幻視・幻聴が現れる
実際、今回の滝行でも、滝に入った後、激しい身体の痛みや違和感を訴える方が数名おられました。
その場で師匠が丁寧に祈祷され、症状は落ち着いていきました。
今回、現場で5つの大切なことを学びました。
1. 野狐に取り憑かれた状態の見極め方
2. 滝行・水場での具体的な反応
3. 突発的な事象への冷静な対処法
4. 祈祷の所作と心構え
5. 祓い後のサポートと見守りの大切さ

滝は自然界において、非常に強力なエネルギー場です。
低級霊である野狐は、そのエネルギーに耐えられず祓われていくようです。
しかし、現場では突発的な事象が起きることもあり、熟練の行者の導きが必須です。
滝行に慣れた方でも、単独で行うことは避けましょう。
野狐が祓われた時、以下のような好転変化が現れるようです。
・滝行中の激しい抵抗が突如として消える
・長年抱えていた執着や恐怖が自然に手放せる
・顔色や目つきが穏やかになり、晴れやかになる
・熟睡できるようになり、悪夢を見なくなる
・理不尽なトラブルや人間関係の停滞が解消される
野狐が離れることで、人生がプラスに転じ、仕事や人生の運気も好転することが多いのです。
現代は科学の時代が長く続いていますが、原因不明の不調や心の苦しさが増え続けている時代でもあります。
日本に古くから伝わる行法や修験道の智慧は、これからますます大切になってくると感じています。
私達はこの春、修験道の聖地・長野戸隠から、奈良県大和郡山市に拠点を移しました。
敷地には今も水が枯れない井戸があります。
この井戸水が、これから重要な役割を果たすと確信しています。
現在、師匠にご相談しながら、井戸水を使った水行場の設置を目指しています。
水行場が整えば、滝行と同じような功徳が得られる場を日常的に持つことができ、水への敬意を深めることで、龍神様の加護もより強くいただけるはずです。
又、ゴング演奏前の水行の功徳の大きさはこれまで肌身で実感してきましたので、相乗効果で飛躍を願いたいです。
人生のステージアップを望む方々と共に水行し、祓い清め、年に数回は滝行をご一緒できるような場をつくっていきたい。
清々しい環境の中で、お互いの成長を喜び合える未来を描いています。
今回の滝行は、そのビジョンをより鮮明にしてくれました。
功徳と余韻が、今も心に残っています。
THE KOKONOE・GIZA
パイステ社ゴングセンター日本代表
ÆAHNX(アンク)ゴング奏者 水谷翔
