滋賀県レイライン上に建設されたMIHO MUSEUM館内ピラミッド構造施設でのウルトラゴング音源収録およびプロデュースで大変お世話になっている宮本貞雄さんのご紹介により、世界的なサックス奏者ポール・ウィンター氏(Paul Winter Consort)のコンサートを鑑賞しました。
貞雄さんはポール・ウィンター氏のプロデュースをなさっており、これまで2度グラミー賞まで導かれ、クジラの生態研究の第一人者であるロジャー・ペイン博士の書籍を日本に紹介されるなど翻訳家としてもご活躍です。
私の大好きな曲「Sun Singer」からスタートした90分の演奏は高次元の波動が放出され続けており、思考をしずめ、ゆっくり呼吸し、瞑想状態で聴きました。
世界最高峰の演奏。魂が刷新される体験と表現にするにふさわしい時間と空間がそこにありました。
音の持つ力は本当に偉大。人間を崇高な水準へと引き上げていく音楽を生み出す7人の音の巨人達の名演に揺さぶられ続けました。
しかも、信じられないのは貞雄さんの卓越したご配慮とプロフェッショナリズム。
未来のピラミッドを予期させる巨大な空間を埋め尽くす約5000人の聴衆の座席のどこに着席するのかと思えば、ご案内係の方に先導されて座ったのは、まさかの最前列のセンター。絶句。
一番前の席でグラミー賞を7度も受賞しているポール氏と仲間の音楽家たち全員で7名の魂の演奏を堪能させて頂いたのです。夢とはこのこと。
奇跡はその後も続き、コンサートが終了するやいなや、素早くご案内係の方に連れられてきた先に貞雄さんがおられ、その後、ポール氏と直にお話しさせていただく機会もおつくりくださいました。
地球の最高水準におられる音楽家から頂いたお言葉。英語を日本語に。
「Sadaoから送ってもらった巨大ゴングの音源の全てのトラックを聞きました。素敵な内容です。私たちにはゴングが必要です。またお会いしましょう」
とても含蓄あるお言葉でした。
80歳を超えているとは全然思えないほどパワーに溢れており、深海のような奥深い目が印象的でした。
コンサートから数時間経過した今も余韻がずっと続いており、感動の波にゆられています。
そして今、思うことは、、、
想う気持ち、信じる勇気、熱意を絶やさない、最高の物語を歩んでいると楽しむことの尊さ。
全細胞と魂に記憶した今日の体験の種を創造と愛の力で育んでいきたい。
素晴らしい体験でした。本当にありがとうございました。
ポール・ウインターの創作活動の根底には「ユニバーサル・ミュージック」という概念があります。音楽の最も崇高な使い道を長年にわたって追求してきた彼が到達したのが世界のあらゆる文化圏の人たちにアピールする「ユニバーサル・ミュージック」という音楽の新しいジャンル。それは「地球のリズムをベースにしたシンプルできれいなメロディー」というキーワードによって表現される、言語の壁を超越した普遍的な音楽です。(リビングミュージックジャパン 宮本貞雄)
Mother Earth Paul Winter ライナーノーツより
LIVING MUSIC JAPAN:Paul Winter
https://sudadon.wixsite.com/living-music-japan/paul-winter
帰り道、水谷家のお墓によりました。奇しくも今日は父の月命日。
ゆっくりとお参りし、これまでを振り返り、これからを確認する時間になりました。
GIZA・THE KOKONOE 代表 水谷翔