この記事は2022年11月に生じた神秘体験についてです。
本WEBサイト「CHANGE With GONG」をご覧になる方にも知って頂きたいと思い、THE KOKONOE OFFICIAL BLOGに掲載している記事を転載したものとなります。
2021年11月28日投稿のブログ記事
今朝の戸隠は神々しい美しさが広がっています。
昨日から降っていた雪は夜中に止み、朝一番から雪原を照らす太陽の光。
感謝を込めてしばし合掌。
さて、今日の私の目覚めはいつもより早く、朝4時半過ぎに目を覚ましました。
そう、今朝も号泣して目を覚ましたのです。
昨年の今頃も夢を通じて神秘体験をしましたが、1年のサイクルを経て、今年は先日に引き続き、2度も発生しています。
「これは内容を書き留めておかなければいけない!」
と責務に駆り立てられながら起床し、早朝に記したメモを見ながら文章に起こしています。
目覚める直前のことです。
またも、天上界のメロディーさながら、魂の琴線に触れる美しく荘厳な旋律を聴きました。
それはテンポ40〜50bpmくらいで、四分音符のゆっくりしたメロディー。
例えて言うなら「君が代」のような感じでしょうか。
聞いた後、感動で言葉が出ないほどの放心状態に追いやったのは、メロディーはもちろんのこと、その「音」の質です。
パイプオルガンとアコーディオンとピアノが融合したような音でした。
こんな流麗極まりない音色を私は現実世界ではちょっと聞いたことがありません。
そんな音色で奏でられるシンプルで単音のメロディーは、限りなく奥深く荘厳で、生きる喜びを根源から優しくも突き上げてくれるような感覚でした。
そして、そのメロディーにはタイトルがありました。
なんと
「黄帝内経」
という名前がついていました。
「こうていだいけい」と読みます。
「黄帝内経」とは、2000年以上前に古代中国で成立した「素問(そもん)」「霊枢(れいすう)」から構成された医学書であり、東洋医学の原点かつ最古の書物です。
バイブル中のバイブルで、東洋医学を学ぶ者の必読書とされています。
なぜそのメロディーのタイトルが「黄帝内経」だったのか?
それは目覚め、起きている今の思考ではわかりません。
しかし、夢の中で「黄帝内経」のタイトルを見て、旋律を聞いた時のエネルギーと言いますか、雰囲気は身体が今も記憶している感覚があります。
「相手の内側に入り、魂のレベルで治療をする」
という感覚です。
お話しを戻しまして、その旋律を聞いたのは、実は私だけではありませんでした。夢の中で、私の両隣りに(おそらく)親子と思われる人が2人いました。
左隣りには、40歳くらいの男性(お父さん)、右隣りには6歳くらいの男の子(子ども)でした。
お父さんは何か思考しているのでしょうか、メロディーを聴きながら下を向き、子供は前を向いて穏やかで楽しげな表情をしていました。
そして、今回はメロディーを演奏してくれた人物も少しだけ見えたのです。
私達3人は部屋の外におり、わずかに開いた扉の隙間から見えた演奏家の姿は、盲目のピアニストの辻井伸行さんのような感じの男性でした(辻井さんに雰囲気が似ているだけで本人ではなかったです)。
メロディーを聞いて感動し、なんとも言えない気持ちになっていたのですが、その時です、昨年の夢で聞いた声と同じ声が聞こえてきました。
女神のような、天使のような優しい女性の声、神々しい天上界に住う方の声とでも言いましょうか。
その声の主体は今回はこのようなことをおっしゃいました。
“草、木、石、鉄、鉱物、雲、風。あらゆる対象の中に入り、背後に眠る「音」を見つけ、ひびき合っていくことです。”
“この世界に存在した数多の音が今は失われています。あなたは、その失われた音を一つひとつ拾い上げて行くのです。”
“失われた音。それは、かつて世界を輝かせ、豊かにしていた力を持ちます。”
“あなたが出会う全ての人の魂の奥に入り、眠っている音と響きあうことで、失われた音を蘇らせることができます。その体験を繰り返すことで、神羅万象、あらゆるものと響きあっていくことができます。”
“全てはあなたと共にあります。自分を信じ続けることです。頑張りなさい。”
夢の中でメロディーを聴き終わり、この声と言葉を聞いた時、涙がダーーーーー!っと出てきたのです。
声のトーン、優しさ、宇宙の果てまで包んでいるかのような大きな大きな包容力。
去年の神秘体験の夢に引き続き、2回も話しかけてくださったことにも感動し、涙が止まりませんでした。
そして、” ”で囲った女神の言葉を書いている今も涙が自然と出てくるのです。
思考が戻ってくると、霊感のような閃きを得ました。
「そうか!音楽の本質。それは今まで何度も考え、試みてきたことがある。その度に限界の壁に当たってきた。しかし、今回の夢の体験を通じて、壁が壊れた感覚がある。相手の魂のリズムを沿って行くだけではない。相手の魂に一度入り、その中にある音に響かせようとするだけでなく、「失われた音」を探す努力。「失われた音」を見出し、響かせる旋律を奏でることだ。」
と。
次に思考は生命科学へ。
生命科学では超複雑系の生命の情報解析が盛んであり、遺伝子を構成する塩基配列はまさに神聖な旋律そのもの。
技術が進化するばするほど、今まで見えなかった旋律、つまり遺伝子とその遺伝子を発現させる環境の摂動条件が発見されて行く。
しかし、こうした発見につきまとうのは、さらに正体不明な現象が次々に顕現してくること。
遺伝子の場合、機能と働きが正体不明であることからジャンクDNA、non-coding DNAと呼ばれる領域があるが、重要な機能があることが明らかになるケースがある。
これと同様に人の魂にも失われた領域、見過ごされている領域があるのではないだろうか。
しかし、その領域を「失われた音」として特定し、その失われた音を復活させる旋律を奏でることができれば、、、
きっと、、、
白銀世界が広がる早朝に叡智に触れられ、感動と感謝の気持ちが心に広がっています。
そういえば、最近のゴングメディテーションでも不思議な体験をしました。
とある方にゴング振動を体験して頂いていた時のことです。
「なかなか音が鳴らない。そもそも音が入っていかない。音が相手の身体の直前で空間に放散されて行くようだ。内面に到達する手応えがない」
といったことがありました。
そのため、いつもより一層、振動を奏でると同時に精神集中に、その方の内面のリズム、世界観、歩んでこられた人生の理解をエネルギーレベルで努め、もっと波長共鳴しよう、一体になろうと努めたところ、今まで聞いたことが無いような音が確かに鳴り出したのです!
これはどうしたことか、不思議すぎる、というか、凄すぎる現象だ!
と。
ゴングが終わり、率直にお相手に私が感じ、体験したことをお伝えすると
「最後の方で内面に凄く響く感じがしました」
と言われ
「あぁ、同じ共感覚が生じたのだなぁ。この感覚が次のステップとして極めて大切に違いないだろう」
と振り返っていました。
相手に必要な音をお届けする大切さ。
これは以前から意識していますが、その必要な音を探し当てるためにどのようなレイヤー(層)まで潜って行く必要があるか、そして、それを実際にどうやるか。
そのヒントを今回の夢が与えてくれた気がします。
本当に有難い体験をしました。
ゴングでのセッション。
1回1回のセッションで学び、成長を実感します。
新発見も新体験も相次いでいます。
この先も進化と「失われた音」の発見を目指したいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
GIZA 代表 水谷 翔